梅雨があけて、本格的な夏が到来し山開きや、海開き、夏祭りと暑さを吹き飛ばす行事が各地で繰り広げられます。
立春からちょうど半年が経ち、夏至と秋分の中間となるのが立秋で、暦の上では秋になりますが一年のうちで一番暑い時期です。
今年は、全国的に高気圧に覆われ多くの地点で３５度以上の猛暑日を記録し、熱中症対策が呼びかけられており、施設内でも高齢者の日頃の体調管理に努めるとともに、増加傾向にあるコロナウイルス感染症対策、熱中症対策について全職員が取り組んでいます。
法人創設６５周年を迎えた法人においては、令和５年度の事業報告、決算についても役員会で承認もされ、健全な事業運営に取り組んでいます。
現在、多くの社会福祉施設においては、１９９０年から２０００年時にかけて急速に整備された施設が多く、福祉施設の老朽化への対応は、各種経費の高騰と、補助金の縮小等によりそのハードルが高くなってきています。
本会においても、老朽化に対応しサービスの提供を継続していく「施設の整備・再生産」 を実現するには、中長期的な事業計画と適切な財務管理が必要であるとともに、時代に合った建替え・改修と変化する利用者や地域の状況への対応が課題であります。
法人を取り巻く経営環境は、年々厳しさを増しており物価上昇を背景とした建設資材価格の高騰、施設整備における補助金制度の縮減、人口減少社会を背景とした利用者ニーズの量的・質的な変化、防災・避難所機能や地域交流スペースなど施設に求められる新たな機能、カーボンニュートラルに向けた建物整備などこれまでの施設整備の考え方とは異なった再生産企画に取り組まなければなりません。
長期的な事業展望と計画の立案、安定的・永続的な施設経営のための財務管理に取り組み施設整備・再生産を役員、職員一丸となって進めていきたいと思います。
変わらずご支援・ご協力よろしくお願い申し上げます。
令和六年八月
社会福祉法人 青 松 園
理事長 杉 本 郁 夫
法 人 職 員 一 同